仄ボノレッテル

 自堕落的な生活を送る猫水仄音は引きこもりでニートという社会のゴミだ。ギターで成功するという夢を叶える気力がなく、日常的に自己険悪に苛まれる憂鬱とした日々。

 親の仕送りでいつものようにダラダラと暮らしていたある日、突如天使であるロトが舞い降り、仄音に告げる。

「貴方の中には悪の欠片がある。それが覚醒するまで一年……貴女の余命よ」

 それが非日常の始まりであり、仄音の夢が動き出した瞬間だった。

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